脳神経I:嗅神経

脳神経は脳幹から左右に12本ずつ通っており、主に頭、顔、首などの運動、感覚、自律神経機能を司っています。
脳幹から出る高さの順にI~XIIまでの番号がついています。

脳神経I 嗅神経

嗅覚を司る感覚神経であり鼻腔の最上部あたりまで通っていて、そこで匂いの元である分子をとらえ、脳内(大脳辺縁系の偏桃体や海馬)へ匂いの情報を伝えています。偏桃体や海馬は感情記憶を司る器官であると言われています。

また、嗅神経は視床(Thalamus)を通らない唯一の感覚神経ともいわれ、大脳辺縁系へ直接情報が送られます。

アロマセラピーが精神的なものや記憶に効果があると言われているのは、上記のようなメカニズムがあるからです。

嗅神経の検査

目を閉じたまま片方の鼻を塞ぎ、複数の匂いを嗅いでもらう

  • 匂いを感じない
    • アレルギーや副鼻腔炎などの粘膜疾患
    • 外傷
    • 腫瘍、出血、パーキンソン病など
  • 匂いがきつく感じる
    • 精神的な疾患や側頭葉の疾患
  • 嗅いだ香りとは違う匂いがする
    • てんかん

また、身体や健康についてのお悩みなどの

質問も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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