顔面神経は表情筋の運動神経や味覚などの感覚神経、涙や唾液などの副交感神経の機能を司っています。
運動神経:額に皺をよせる、眼を閉じる、口唇の開閉、口角を持ち上げる、アブミ骨筋反射などを司っています。
感覚神経:舌前2/3の味覚や耳、鼓膜などの温痛覚を司っています。
副交感神経:涙の分泌、鼻汁の分泌、唾液の分泌を司っています。
表情筋の検査
額に皺をつくる、両目を固く閉じる、歯を見せて口角を上げる。
これら3つの動作で左右差がないか調べましょう。
顔面神経の障害で起こる顔面神経麻痺ですが、表情筋がうまく動かせないことや痙攣などの症状があります。
顔面神経麻痺の原因
- 片側性
- Bell麻痺、Ramsay Hunt症候群、腫瘍、外傷、炎症など
- 両側性
- Guillain-Barre症候群、Lyme病、サルコイドーシスなど
- 中枢性
- 脳血管障害、多発性硬化症、脳腫瘍など
表情筋や味覚に違和感や左右差を感じる場合、専門の機関で一度診てもらうとよいでしょう。
また、身体や健康についてのお悩みなどの
質問も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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