足底筋膜とは？
かかとの骨から足の指の骨まで扇状に伸びている筋膜が、足底筋膜です。これは足のアーチをサポートするとともに、衝撃の吸収や蹴り出す力を生み出すなどの機能（ウインドラス機構）もあります。
足底筋膜炎とは、この足底筋膜が強い負荷などにより炎症が起こり痛みが現れることを言います。
原因
主にランニングや陸上でのスポーツをしている方、長時間の立ち仕事をしている方に多くみられます。
そのほかにも硬い地面でのトレーニングや、足にあっていない靴の使用、アーチの低下、筋肉や柔軟性の低下などといった様々な原因が考えられます。
また慢性化し炎症が繰り返し起こると、筋膜が徐々に固くなりかかとの骨が引っ張られます。すると骨棘といった「出っ張り」がかかとの付け根に出来始め、痛みも酷くなります。
症状
- 足に体重をかけると、かかとの付け根や土踏まずが痛い
- 朝起きて一歩目や運動始めに、足の裏が痛い
- 足裏に違和感がある
- 足の裏や足首の柔軟性が低下している
治療
症状が軽度な場合、足裏のストレッチやマッサージで筋膜の柔軟性を改善できます。症状が改善するまで、サポーター／テーピング／インソールなどで負担を軽減します。
足底筋膜炎はケアせずに放置しておくと、悪化することが多いです。重度な症状になると手術といった選択肢になるので、症状が酷くないうちに適切なケアをすることが重要です。
治らなかったり繰り返し症状が出るようなら、アーチやその他の要因が考えられるため当院にご相談ください。
また、質問やお悩みがあればお気軽にご相談ください。
記事の内容以外の質問やお悩みもお待ちしています。
健康になったその先に
一生好きなことが出来る、そんな身体づくりのお手伝いをしています